
英会話を独学したい初心者に、以下のことをおすすめします。
初めから英会話の教材・本とか、英会話スクールを選ぼうとしてはいけません。
また、英会話の勉強法は大切ですが、勉強法を探すより前に、すべきことがあります。
あなたにおすすめしたいことを、以下に述べます。
3分間であなたの英語力チェック
初めから、ムズカシイ理屈は言いません。
まず、現在のあなたのspoken English(口語英語)の理解力をチェックしてみましょう。
時間は約3分間 (英会話部分は約2分)。
普通のネイティブの会話が、あなたの耳に、どれだけ入ってくるでしょうか ?
下の動画をクリックすると、いくつかのシーンごとに、それがどのようなシーンであるかが表示されます。
その後、ネイティブの会話が聞こえてきます。
その時、画面に英語の字幕が表示されますが、それを見ないで、英語に集中してください。
本記事が必要ない方
上記の英語チェックは、いかがでしたか ?
もしあなたが、上記のspoken Englishをほぼ理解できたなら、本記事を、これ以上読む必要はありません。
おめでとうございます。
あなたは、中級レベル以上です。
ぜひ、海外の英語サイトにチャレンジして、あなたの英語力を伸ばしてください。
あなたの現状を確認することから
ここから先は、上記のspoken Englishがほとんど理解できなかった方、何となくしか理解できなかった方に向けて、述べて行きます。
おそらく、英語初心者の方はほぼすべて、ごくわずかしか、ネイティブの英語を聴き取れなかったと思います。
時間は約3分間でしたが、途中から、長く感じられたのではないでしょうか。
おそらく、会話の速さに付いていけなくなり、集中力が途切れてしまったと思います。
そうなると、もうストレスが大きななり、まだ続くのか、とイライラしたかもしれません。
もし、そうだとしても、それは英語初心者の方には、当たり前のことです。
ですから、自分はやっぱり英語が苦手だとか、英語は話せないなどと、あきらめる必要はありません。
ここでは、一つのことだけ確認してください。
それは、あなたの現在のspoken Englishのレベルです。
言い換えると、率直に言いますが、ほとんど分からないなら、それが現在の実力であると、まず認識することです。
自分が、ほとんどできないことを、受け入れるのは、あまり面白くないですね。
でも、それは、あなたはダメだからあきらめろ、ということではありません。
これからspoken Englishを学習して行く時に、後であなたの上達度を確認するための基準レベルとして、役立つのです。
仮に、レベルが10段階だとしたら、今のあなたは0.5、1、あるいは2くらいかもしれません。
でも、ここであきらめてしまわない限り、あなたには「伸びしろ」がたくさんあるということです。
あなたの責任ではありません
あなたが、上記の英語を理解できなかったのは、実は、すべてあなたの責任というわけではありません。
あなたは、真面目に取り組んだはずです。
それでも理解できないのは、理由は簡単です。
それは、あなたの耳が、spoken Englishの音声に慣れていないからです。
英語に限らず、聴きなれていない言語は、フランス語でも、ドイツ語でも、ロシア語でも、すべてチンプンカンプンですね。
ただ、英語に関しては、戦後生まれの日本人は、ほとんどすべてが英語を学習してきたので、理解できないことを、強く意識してしまうのです。
しかし、それもあなたの責任とは言えません。
なぜなら、学校では、spoken Englishをほとんど教えてもらわなかったからです。
だから、余分なコンプレックスなど、感じる必要はサラサラありません。
英語に耳が慣れていないのですから、spoken Englishの勉強課題の一つは、リスニング力を付けることです。
初めは、それだけです。
さらに、spoken Englishを少しずつ上達させるには、以下の課題を実行することです。
- リスニング力
まず、聴く力を身に付ける
- スピーキング力
話す力を身に付ける
- 会話力
仕上げは、相手と会話できる力を身に付ける。
以下は、一つのイメージとして理解してください。
数字は、レベルの目安です(10段階)。
最低限の単語、フレーズ、文法(中学レベル)
簡単な日常英語(中学レベル)
旅行英語(中学レベル~高校レベル)
幅広い日常英語(高校レベル)
専門英語 (ビジネス・専門でのプレゼン、ディスカッション、交渉など)(大学レベル)
上記の上達レベルを参考にして、英語初心者の到達目標を設定しましょう。
それは、簡単な日常英語、旅行英語、楽しめる会話力あたりまでを目標とすると、よいと思います。
初心者から、中級者の入り口まで、というイメージです。
ビジネスにおいては、同僚などとの日常的な会話とか、仕事上の決まったやりとりまでは、こなせるというイメージです。
なお、楽しめる会話力は、5から6あたりと考えてください。
多くの英語初心者の方が、英語を話せるようになりたいとか、話せたらいいな、と思っているでしょう。
しかし、このようなばくぜんとした希望は、かなわない夢と同じです。
夢を現実化するには、ばくぜんとしたものだけでは、出来ません。
まず、実際に行動に移せません。
ちょうど、正月に立てる目標とか、七夕の願いのようなものです。
もう一つ、仮に行動に移せても、最大の問題は、継続が出来ないことです。
実際に行動に移すこと、そして三日坊主でなく継続することが、ものごとの実現には欠かせません。
では、どうしたらよいでしょうか ?
そのためのヒントとして、一般の生活の中で、あなたが行動して、何かの成果を得た体験を思い浮かべてみてください。
いくつかあると思います。
それらは、個人の事情でさまざまでしょうが、もっとも分かりやすい事例があります。
それは、仕事での体験です。
何だ、当たり前じゃないか、ですね。
誰もが、仕事であれば、必ず実行して、やり遂げます。
いや、やり遂げないといけません。
それは、やり遂げないと、あなたが失うものが計り知れないほど、大きなものになるからです。
それに比べて、「英語を話せるようになりたい」という願望は、失うものなど、ほとんどありません。
この違いをヒントにして、英語が実際に上達する方法を考えてみましょう。
一つは、あなた自身のモチベーション(意欲・必要性)の高さです。
どうしても話せるようになりたい、あるいは話せるようにならないとマズイ、というものがありますか ?
例えば、何かの事情で、海外出張・海外勤務が決まったとか、初めての海外旅行を予定しているでも、よいと思います。
とにかく、英語を話したい、話せないとマズイことになる、というモチベーションを持ってください。
もう一つは、具体的で現実的な目標があることです。
何年か先に実現したいな、というものは、そういう目標にはなりません。
例えば、上記のように、海外に行く予定があり、英語が必要になるというような場合は、それが目標になります。
あなたの中で、1か月後、数か月後、最大で1年後を目指した目標を立ててください。
以上、独学で英語(spoken English)を勉強して、効果を得るためのヒントを述べました。
本記事が、そのお役に立てれば幸いです。