英会話の勉強法 | 初心者の独学におすすめの方法

間違った英会話勉強法は、初心者独学する人には挫折の可能性が高いです。

独学だと、よい相談相手がいないでしょうから、ネットなどで調べているうちに、たくさんありすぎて選べなくなります。

そして、自分流にいくつかをアレンジして、勉強を始めることになります。

しかし、これは後で、迷路に入り込んでしまい、英会話の勉強を継続出来なくしてしまうでしょう。

ここでは、英会話の勉強法について、初心者が独学する場合のおすすめの方法をご紹介します。

英語学習者へのアンケートで分かったこと

まず、「英会話学習に対する意識・実態調査」から、いくつかご紹介します。

英会話学習にかける費用はいくら?

英会話学習にかけられる費用はいくらかをたずねると、月額3000円から5000円がもっとも多く(24.5%)、2000円から3000円(17.7%)、5000円から7000円(14.3%)、7000円から1万円(14.3%)となりました。

月額5000円以下が過半数(58.7%)ですが、4割くらいの人はそれ以上使っています。

興味がある学習方法は?

興味がある学習方法として、英会話学校・スクール(64.9%)がもっとも多く、教材を利用しての独学(59.1%)、インターネットやテレビ電話を利用したオンライン学習(45.4%)といった順でした(複数回答)。

教材を利用しての独学がかなり多いのは、自主的・自立的で立派と思いますが、出費を考えてのことかもしれませんし、通う時間がないとか、仕事が不規則、人前で話したり苦労しているのを見られるのが恥ずかしいとかの理由があるのかもしれません。

英会話を学ぶ目的は?

英会話を学ぶ目的は、趣味・自己啓発(65.1%)、旅行(56.4%)が多く、資格対策(27.8%)、転職対策(27.4%)、国内での業務(24%)などでした(複数回答)。

目的の結果からは、自分力アップといった向上心や趣味・楽しみのようなプライベートな目的が中心のようです。

仕事にかかわる資格対策・業務は少なくなるものの、これからのビジネスでの必要性から、今後も根強いものと思われます。

また、ビジネスの国際化や自分の能力を活かしたいという背景からか、転職対策という目的も見逃せません。

このような英会話学習への根強いニーズに、どのように応えられるサービスを提供していくか。

特に教材を利用しての独学、ネットやテレビ電話でのオンライン学習のように、自宅やプライベート空間で、個人に応じて効率よく英会話上達の方法が提供されるサービスやノウハウ、カリキュラムがもっと求められると思います。

初心者の独学におすすめの方法は

調査結果も参考にして、初心者の独学におすすめの方法をご紹介します。

英会話学習の目的をはっきりさせる

調査結果から、「趣味・自己啓発」を目的とする英会話学習者が多いことが分かりました。

日本人は学習意欲が高いので、趣味や自己啓発のために英会話学習をするのはよく分かります。

これは大いによいことだと思いますが、ここではおすすめしません

もちろん人にもよりますが、もっと具体的な目的がないと、なかなか継続しなかったり、語学力が向上しないと思います。

英会話スクールで体験したこと
かつて私は英会話スクールに通っていました。
教師はすべてネイティブの外国人
1時間ほどのレッスンが週に数回で、1クラスに10人くらいいました。
程度は中級でした。
約1年間通いましたが、他の生徒も9割方が通い続けていました。
この間に、英会話はかなり上達しましたが、その程度は人によりまちまちでした。
かなり上達したグループと、あまり上達したように見えないグループに分かれたのです。
何が、この差を生んだのか?最大の要因は、英会話学習の目的が明確であるか否かです。
上達した人たちには明確な目的がありました。
ある人は、仕事で外国人と交渉したり、その世話をする必要があったこと、ある人は、定期的に海外旅行を楽しむことというように、具体的な目的があったのです。つまり、ただスクールや自宅で練習的に英語を使うのでなく、実際の現場で使う必要があったことが、彼らの英会話力を上達させた大きな要因だったと思います。

あなたにおすすめしたいのは、英会話学習の目的をはっきりさせることですが、上達のためには、さらに絞り込むことです。

実際に使う場面があること

あなたはもう、だいたいお分かりだと思います。

英会話の勉強法として、初心者の独学におすすめの方法は、特別なものがあるわけではありません。

独学でなく、英会話スクールに通っていても、同じことが言えます。

結論は、実際の場面で英語を使うことです。

私も実際に使って上達しました
上でご紹介したように、私もかつて英会話スクールに通っていました。
とても勉強になりましたが、実際に上達を実感したのは、実際に使う体験をしたことでした。私の場合は、目的が、アメリカ、カナダに出張があり、現地の外国人と面会し情報を得るためでした。
その時が初めての国外出張で、飛行機の乗り降り、ホテル宿泊、買い物などを含めて、すべて自分で行う必要がありました。
行かないわけにはいきませんから、必死にならざるを得ません。
国内で感じる「恥や外聞」の意識はすっ飛んでしまいました。これが上達の「コツ」です。

あなたが実際に英会話をする場面から教材を選ぶ

あなたが初心者で、英会話を独学する場合におすすめなのは、まず実際にどのような場面で英語を使うかを明確にすることです。

上の調査結果を見てみると、「趣味・自己啓発」に続いて多かったのは、「旅行」でした。

これだと、実際に英語を使うはずです。

まず、旅行英会話の教材を使って、英会話学習を始めるのは効果的です。

ただ、ひとつ注意が必要です。

海外旅行でも、旅行代理店の団体旅行の場合は、添乗員などが大部分の仕事をしてくれるので、あまり必要な英会話はないかもしれません。

しかし、あなたがもっと英会話を上達させたいなら、ホテル、レストラン、ショッピングなどの場面で、積極的に英語を使ってみることをおすすめします。

海外旅行に行っても、すべてお任せでは、英会話は上達しません。

海外旅行で使える英会話の学習をして、レストランやショッピングなどで、もう少し英会話ができたら楽しいですね。

さらに、名所見学などで、現地の外国心と少しでも会話ができたら、もっと充実した旅行になります。

たとえば、おすすめ教材として、以下のものをご紹介します。

初心者

海外旅行が初めてか、まだ慣れていない方。

あいさつ、自己紹介などの日常英会話を含めて、ホテル、レストラン、ショッピングなどでのちょっとした英会話を学べます。

学習方法として、ただ聞き流すのでなく、対話式の練習が入っているのが役立ちます。

 

 

 

海外旅行経験者

海外旅行の経験があり、簡単な英会話でのやりとりができる方。

もう少し具体的なやりとりしか、感情表現をまじえたやりとりを学べます。

学習方法は、同じく、ただ聞き流すのでなく、対話式の練習が入っているので、場面をイメージしながら、対話練習ができます。

 

英会話は目的でなく手段です。
英会話によって、外国人とコミュニケーションできること。
その楽しさを味わってください。