
英会話スクールに通えない
英会話スクールに関心があっても、いろいろな事情で、実現できない方がいると思います。
ネイティブと話したり、他の生徒といっしょの授業が苦手
海外旅行の予定があるけど、いろいろな事情で、英会話スクールに通えない方には、自宅などでの独学をおすすめします。
近いうちに海外旅行の予定がある
期限を定めずに、英語をゆっくりと学んでいくのでなく、近いうちに英語を話す必要のある方がいると思います。
あなたは、以下のようなケースに当てはまりますか?
近いうちにネイティブの外国人と話しをする予定があるが、英語に自信がない
近いうちにネイティブの外国人とあいさつをする予定があるが、何を話したらよいか分からない
その他、近いうちに海外旅行などの予定があるけど時間が限られている方には、自宅などでの集中的な独学をおすすめします。
目標が明確なら、比較的短期間で独学も可能
特に、近いうちに海外旅行の予定があるなど、使われる英語が絞られているなら、短期集中で独学することをおすすめします。
外国人の近親者の来日予定
その他、これらに類似したケースであれば。目標がある程度絞れますから、集中的に独学することが可能です。
まずリスニングに集中
まず、英会話の習得には、いろいろなやり方がありますが、一つは、聴き取れる力をつけることです。
一般的な学校での英語では、文法や読解などが中心ですが、実践的な英語では、会話が中心になります。
日常レベルの英会話の習得が、まず第一の課題ではないでしょうか。
つまり、旅行先・出張先、職場、プライベートでも、話せることが課題であり、あなたも話せるようになりたいのだと思います。
その時、順序として、初めに学習すべきなのは、まず相手の話すことを聴き取れる・理解できることです。
あなたも経験していると思いますが、ネイティブの発する英語の音声は、初心者には聴き取れません。
学校で教えてくれる時のように、とてもゆっくり話してくれれば、何とか分かるかもしれません。
でも、ネイティブ同士が話す時の会話を聴いたら、ほとんど理解はできないでしょう。
例えば、テレビや映画の洋画で、字幕なしでは、会話内容が分からないと思います。
もちろん、日本語の吹き替えなしの洋画です。
そのような意味で、まずリスニング力を付けることは、とても大切です。
特に、何かの約束、金銭のやり取り、ビジネスに関係するような場面では、しっかりし聴き取れないといけません。
一般の日本人がよくするように、アイマイにうなずいていると、後で損をしたり、責任を負わないといけなくなりかねません。
ですから、リスニングは、実践的な初めの課題です。
独学での難点はスピーキング力と会話力
相手の話しが聴き取れれば、どのような応答をするか、あなたは考えることができます。
スピーキングは、あなたが何かを英語で話すことです。
会話は、英語で聴き取り、英語で話すわけですが、一方的に言い合うこととは違って、お互いに相手の話しを理解して、コミュニケーションが成り立たないと成立しません。
独学する場合に、どうしても教材を使うことになりますが、リスニングと比べて、独学教材の難点は、会話力を鍛える方法が難しいことです。
聞き流すだけの教材の問題点
独学教材では、あなたもよく、新聞やテレビで、聞き流すだけで話せるようになる教材の宣伝を目にするでしょう。
これは、絶対にとは言いませんが、安易に期待すると、まず話せるようになることは無理です。
まず、「聞き流し」という言葉のイメージから、カンタン、ラクに身に付くと錯覚しがちです。
例えると、どこかの入ったお店でBGMが流れているとして、その音楽が耳に聞こえているとしても、お店を出ると忘れてしまうようなものです。
やはり、一定の集中ができないと、聞こえていても、聴き取れるようにはなりません。
さらに、スピーキングや会話となると、それ以上に困難でしょう。
ですから、独学教材は、カンタンとかラクという言葉に、引きずられないようにしましょう。
英会話力を付けるにはどのような勉強法であっても、あなたが身に付けないといけない三つの要素があります。
リスニング力
スピーキング力
会話(コミュニケーション)力
この三つの要素によって、教材選択の注意点を述べてみましょう。
独学教材でスピーキング力と会話力を鍛えるには
そこで、独学教材の選び方を慎重にしないといけません。
独学教材には、基本的に、ネイティブの音声が収録されています。
ですから、リスニングについては、集中して繰り返し聴くことで、かなりの上達が期待出来ます。
問題は、スピーキングと会話です。
まず、スピーキングについては、基本は、ネイティブの音声を「まねる」ことです。
まねるというのは、学校の授業でテキストの英語文をただ読み上げるのとは違います。
あなたも学校時代に経験があるでしょうが、先生に指されて、英語の1段落を読み上げると、たいていは棒読みであったり、カタカナ英語的であったりします。
そうではなく、ネイティブの抑揚、強弱、リズムなどを、すべてコピーするように真似るのです。
そのようにして、徐々に、実際の英語でのスピーキングのセンスを身に付けて行くことです。
これは、収録されたネイティブの音声が、そのまま教材になります。
次に、会話として成り立つためには、ただのスピーキングだけではダメですね。
まねているだけでは、コミュニケーションになりません。
1少なくとも、聞き流すだけでなく、スピーキングの学習ができる構成になっていること
2まねて繰り返すという学習パートだけでなく、会話のキャッチボールができるパートがあること
教材の中で、ネイティブを相手にした会話の学習パートがあること
これは、一種のロールプレイ学習と言えるでしょう。
だだ一方的に、空中に向かって、スピーキングの練習をするだけでは、会話の練習にはなりません。
相手が目の前にいるとイメージして、リアルな感覚で学習することが、会話力の向上につながります。
英会話スクールで上達した人としなかった人
英会話スクールに何年も通っているけど、あまり英語が上達していない方を見かけます。
私がかつて、1~2年間、都内の英会話スクールに通っていたときのことでした。
上記のような方がいる一方で、かなり上達している方がいました。
10人位のクラスで、だいたいメンバーが同じなので、しだいに仲良くなり、ときどき居酒屋で懇親会をしました。
同じに月謝を払っていたので、週1回、交通費、テキスト代などを入れて、月1万円以上になっていました。
1年間だと、10数万円かかっていました。
長い方は、何年間も通っていたので、すでに何十万円も費やしていたことになります。
あまり上達していない方と、かなり上達している方の違いは、何だったのでしょうか ?
簡単に言い切ることはできませんが、それらの方と懇親会などで話しをしていると、何となく推測できました。
それは、実際の英語の必要度ではないかと思いました。
上達している方は、話しを聴くと、仕事の中で、外国人と交渉する役割を担わされていたのです。
エンタメ系の仕事をしている方で、外国人を日本に呼んで、来日中に世話をする役目も果たしていました。
つまり、いやでも英語を話す必要があったのです。
別の方は、毎年、1か月位、バカンスで海外旅行に行く方でした。
やはり、必要があったのです。
一方で、あまり上達していない方は、特にこれといった必要性はないようで、楽しみとか社交が目的のように見受けられました。
もちろん、それでもよいと思います。
専業主婦とか、一つの狭い仕事の世界で暮らしているより、ずっと刺激的な時間・場所を経験できることも、英会話スクールの魅力に含まれるかもしれません。
ただ、明らかなように、実際に英語が上達したいのなら、英語を必要とする目的があることがよいと思います。
海外旅行ならとても効果的
あなたが海外旅行に行く予定がある方なら、ちょうどよいと思います。
英会話を学習する場合、もっとも入りやすいのは、旅行英会話でしょう。
次に、日常英会話です。
その先に、もっと専門的な英会話が位置づけられます。
旅行英会話が入りやすいのは、英語を話すシーンがほぼ決まっており、さらにそこで交わされる会話も、ほぼ決まっているからです。
もし、あなたの予定に海外旅行がなくても、英会話学習を始めるなら、まず旅行英会話をおすすめします。
具体的な教材はいくつかあるので、ぜひ上で述べた基準を参考にして、独学教材を選んでください。
漠然と、英語をはなせるようになりたいだと、なかなか成果を実感できません。
それよりも、旅行英会話に絞って、「小さな成功」を経験すると、あなたのモチベーションがさらに強くなり、次のステップにきっとつながるはずです。
質問は、もし海外で、現地の言葉で自由に会話ができたら、どんなことをしてみたいかで、英語に限ったわけではありませんが、もちろん主な外国語は英語ですから、参考になります。
まず、もっと外国語が話せたら、と思った場面は、「トラブルに遭ったとき」がトップで、ほぼ半数でした。
以下は、ショッピング(質問や値段交渉)、レストラン、道を尋ねる、ホテルでのチェック(イン・アウト)、入国審査でした。
何か困ったときという場面で、英語(外国語)が使えないのは、本当にツライですよね。
あいさつ程度の英語しか習っていないと、こんなときはお手上げです。
そこで今度は逆に、もし海外で、現地の言葉で自由に会話ができたら、どんなことをしてみたいか、というと・・・・・
トップ3は、「現地の人しか知らない/行かない穴場にいきたい」「現地のネイティブに積極的に話しかける」という回答が22票(21%)で同率1位で、3位は「現地で友人・恋人をつくる」という回答で16票(16%)でした。
すべて、英語(外国語)がもっと話せれば、可能なことですね。
それには、当然ですが、いわゆる聞き流すだけの英語学習ではなくて、自分でも話す練習をすることが、まず必要です。
それから、聴くとか話すについても、ただ決まりきったこと(ネイティブの話す見本)を真似るだけでは不十分です。
相手の質問に答えたり、自分からも質問したり、提案したりできないといけません。
すぐではないけど、一人で学習しても、やり方によって、十分に英会話は上達します。
とっさに英語が口から出てくる、相手に気持ちを伝える、というようなことも、練習すれば可能です。
海外旅行を題材にした独学教材
基本的には、あなたの具体的目的に合う教材を選んでください。
ここでは、海外旅行を題材にした独学教材に絞ってご紹介します。
fa-arrow-circle-right海外旅行のシーンでの会話なので、イメージしやすい
fa-arrow-circle-right日本人男性とアメリカ人女性の会話設定なので、親しみと興味をもって聴ける
fa-arrow-circle-rightただの実務的な会話でなく、感情表現を含んだ日常会話を学べる
fa-arrow-circle-rightネイティブの音声をまねてスピーキングを学べる
fa-arrow-circle-right日本語で質問され、それを即座に英語に訳して話す練習ができる
fa-arrow-circle-right自分も会話の中で、一方の話者になって、英語だけでの会話を練習できる(ロールプレイ)
独学教材は、まず学習の仕方に沿って徹底的に学習することです。
何回も繰り返すことの方が、あれこれと広く薄く手を出すよりも効果的だと思います。
ちょうど、長い芝居のシナリオをすべて頭とからだで身に付けてしまう演技の達人を目指すのだとイメージすると、よいでしょう。
うまい役者は、徹底的に読み込んで、そのキャラクターに成り切ります。
もっとも、英会話ではセリフどおりとは行きませんが、それだけ徹底すれば、何でもかなりの程度まで上達するということです。
まずは、教材を一つ決めて、打ち込みましょう。
参考までに、一つ、教材をご紹介します。
以下の動画に、監修者のメッセージが収録されています。
アメリカ大統領の同時通訳者を務めて、アメリカの大学教授となった日本人の英語達人が、監修者です。
もし興味があれば、公式ページで確かめてください。
海外旅行未経験・日常会話に自信がない方
経験済みだが上達したい・会話力を豊かにしたい方