リスニング初心者向け教材 | リスニングパワー

英会話のリスニング初心者向け教材として、リスニングパワーがあります。

これは聞き流し教材ですが、ただの聞き流し教材ではありません。

リスニングパワーを実際に使った体験者として、リスニングパワーを徹底解説するとともに、リスニング力上達やTOEICやTOEFLにも役立つおすすめの使い方・勉強法をアドバイスします。

リスニングパワーとはどういう教材か

これは主として、あなたのリスニング力を鍛える教材です。

まず、公式ページから抜粋しましょう。

リスニングパワーを聞くことで、普段日本語の音に慣れている日本人の耳を、2週間で集中的に鍛え、英語耳にすることが可能です。

30日間、リスニングパワーを聞き流すだけでも、今まで聞こえなかった英語の音が、耳に入ってくる感覚を体感することでしょう。

公式ページを少し下にスクロールすると、下の見出しがあります。

上の引用文は、この見出しの説明文に記載されています。

また、リスニング力だけでなく、音声を聴いて発音や会話の練習をすることで、スピーキング力も鍛えられます

リスニングパワーは、アメリカ人の発音トレーニングの専門家が、科学的テクノロジーを使って、日本人の発音の弱点を克服するために作成した教材です。

彼(スコットペリー氏)は、かつて日本に滞在して、何千人もの日本人に英語を教えた経験があります。

また、近年では、アメリカに進出した芸能人や俳優(ハリウッド映画など)に対して、プライベートな発音コーチでも活躍しています。

ですから、日本人の発音など、英語の弱点を知り尽くしている方です。

そのような経歴の専門家が、科学的テクノロジーを駆使して、注目したのが、日本語と英語の音の周波数が、とても異なっている点でした。

簡単にまとめると、日本語の周波数に慣れた日本人の耳には、周波数の異なる英語が、そのままではとても聴き取りにくい、という点に注目したのです。

ですから、この教材は、日本人の耳を、英語を聴き取れる耳に変えて行くメソッドです。

スコットペリー先生はどんな人か

柴咲コウに英語発音矯正の指導

47RONINは、キアヌ・リーブス主演で、日本の忠臣蔵をモチーフにしたファンタジー・アドベンチャーです。

47RONIN (ウィキペディア)

共演には、真田広之、柴咲コウ、浅野忠信、菊地凛子、赤西仁といった日本人スターが並んでいます。

2013年に日本で公開されました。

浅野家の姫ミカというヒロインをつとめた柴咲コウにとっては、ハリウッド映画へのデビュー作となりました。

その彼女に、英語の発音矯正指導をしたのが、スコットペリー先生でした。

スコットペリー先生は、要するに、英語の発音矯正のスペシャリストです。

学歴・指導歴などは、下記を参照してください。

スコットペリー (ウィキペディア)

下の動画は、彼の生徒さんたちの自己紹介と英語スピーチです。

 

リスニングパワーの内容構成は

リスニングパワーの教材は、2枚のCDとガイドブックから構成されています。

ガイドブックを読むと、CDの内容について、具体的なポイントが述べられています。

第1部のCD1には22のレッスンが、第2部のCD2には同じく23のレッスンがあります。

それぞれのレッスンは数分程度ですから、ただ聞き流すだけなら、たいした時間はかかりません。

ですが、大切なのは、それぞれのレッスンをただ聞き流すのでなく、それぞれのねらい・目標をしっかりと理解して聴き取ることです。


第1部は、サウンドトレーニングを、基礎の基礎から、繰り返し練習します。

なお、他の教材には見られない特徴ですが、レッスンの中には、英語の周波数に慣れるための特殊な効果音が、ときどき聞こえて来ます。

以下に、いくつかのレッスン例を挙げてみます。

アルファベットの正確な聴き取り。

アルファベットには、例えばCだと、CatとCellのように、異なる音で発音される場合があるので、それぞれが作り出す音をしっかりと理解する訓練。

英語の母音と、その母音に共通する単語グループの理解。

カタカナ英語との違い、例えばフットとFoot、アップルとAppleを、聴き比べて、カタカナ英語を卒業する訓練。

日本人が区別しにくい発音(RとLなど)について、具体例で聴き分けられる訓練。

ネイティブには通じない和製英語とネイティブ英語の違いの理解
(例えば、アメリカンコーヒーはRegular Coffee、フライドポテトはFrench Fries、ガソリンスタンドはGas Station)。

日本人的英語とネイティブ英語の聴き比べによる、話し方の違いの理解。

 

第2部は、長めの英語が組み入れられて、ネイティブのスピードでの音声がたびたび聞こえるようになります。

目標は、ネイティブが普通に話している英語を聞き取れるようになることにあります。

基本は、第1部からの積み上げになっており、復習を兼ねた応用が出て来ます。

以下に、いくつかのレッスン例を挙げてみます。

間違いやすい単語の組み合わせの例文を、正確に聴き分ける訓練。

例えば、I often WALK when I go to WORK.

リズムに注意して、自然な速さの英語に耳を慣らす訓練。

例えば、以下の簡単な文でも、ネイティブの速さで聴くと、戸惑うはずです。

Do you like coffee ?

What do you want to buy ?

仕事が終わって、レストランを予約する男女の会話を聴いて、会話のリズムを感じながら聴き取る訓練

さらに以下、もっと詳しく内容を知りたい方向けに、具体的内容をお教えします。

リスニングパワーCD1の内容

レッスン1

全体のイントロダクションです。

前半は日本語の案内、後半はネイティブによる「空港のチェックイン」の一場面です。

ネイティブの会話の前に、聴力検査で使われるような音がいくつか挿入されています。

日本語の案内では、リスニングパワーが日米の専門家の協力で作成された、革命的に進歩したサウンド・トレーニングシステムであると説明されています。

それは、子ども時代にはあったけれども、大人になると無くしてしまった、すべての音を聞き取る能力の回復にチャレンジしているシステムだということです。

つまり、なくしてしまった音の回路を再びつなごうとする試みです。

さまざまな周波数の聞きなれない音が挿入されているのは、音を聞き取る幅を広げることをアシストするためです。

それによって、英語の周波数域に耳を慣れさせていこうということです。

特に英語のキーサウンドが聞き分けられるようになることが大切なポイントです。

後半のネイティブの会話は、自然の速さですが、初心者には、まず聞き取れないでしょう。

でも、リスニングパワーで訓練した後では、きっと聞き取れるようになっているはずです。

30日後に、もう一度聴いてみて、あなたのリスニング力の上達度をチェックしてください。

レッスン2

A、B、Cというアルファベットの発音聞き取りです。

ネイティブによる発音と、日本人の日本語的発音が対比して流れてきます。

聞くと分かりますが、A、B、C・・・・・とエー、ビー、シー・・・・・では、ほとんどがまったくと言ってよいほど異なっていることに気づくはずです。

私たちは、日本人同士であれば、日本語的英語におかしさは感じませんが、ネイティブの発音とこうして実際に比べると、ほんとうにおかしな英語発音をしていることが分かります。

リスニング初心者の方
まずここで、自分がカタカナ英語を使っていないかをチェックしましょう。
そして、ネイティブの発音をまねて正しい発音を身につけましょう。

レッスン3

    会話の聞き取り練習です。

    さまざまで奇妙な効果音が随所に挿入されており、そちらに耳が奪われそうになりますが、話されている会話に耳を集中させることです。

    ネイティブによるゆっくりとした話の音声もあります。

    この時点では、もしかしたら効果音の方が耳にこびりついてしまうかもしれません。

    しかしこれは、英語の音域に耳を慣らすために挿入されているので、こちらだけを記憶しても意味がありません。

    英語の周波数を聞きながら、英語の会話を聞くことで、耳が徐々に英語の周波数に慣れ英語の会話が聞き取れるようになってくるというねらいがあります。

    レッスン4

    アルファベットに固有の音を理解することが課題です。

    アルファペットのそれぞれには、何種類かの音を作りだすものがあります。

    中には、そのアルファベットの読みとまったく異なる音の場合があります。

    たとえば、Cだと、CatとCellでは、作りだす音が異なります。

    各アルファベットの作りだす音に慣れる訓練をします。

    ちょっと単調な訓練のようですが、このような訓練はほとんどした記憶がありませんので、ある意味で新鮮です。

    レッスン5

    アメリカ英語の基本的な母音の発音学習です。

    たとえば、以下の単語のグループは、同じ母音で共通しています。

    cake lake fake

    bad sat fat

    feat seat meet

    set bed met

    blue new true

    put look took

    とまあ、こんな例がたくさん出てきます。

    何度も聴くことによって、共通の母音でくくられる単語が理解できるようになります。

    レッスン6

    前のセクションより詳細に、アメリカ英語の母音を繰り返し聞き取ります。

    それぞれの母音にはエコーがかかって、いやでもその音の特徴が感じ取れます。

    その後に、やや速めに、単語の例が発音されます。

    これを繰り返し聴いていると、日本語ではアとかイとかで、単純に一括して理解して、日本語的に発音してしまうような英単語が、それぞれ異なる発音なのだと、耳で分かってくるでしょう。

    レッスン7

    日本語でも使用して使われている英単語を例にして、アメリカ英語と比べています。

    たとえば、このような単語です。

    Carとカー

    Onlyとオンリー

    Footとフット

    Appleとアップル

    それぞれが英語と日本語で発音されていますが、聴き比べると、ずいぶん違います。

    日本人同士なら、日本的英語はもちろんよく分かりますが、ネイティブには違った言葉に聞こえてしまうでしょう。

    ネイティブに対して話すには、彼らが理解できるように発音しなければなりませんから、こうした違いをよく理解しておくことは基本的なポイントです。

    リスニング初心者の方
    日本語化した英語について、カタカナ的発音は英語の発音とは違うことに気づきましょう。
    そして、しっかりとネイティブの発音をまねて、英語の発音を身につけましょう。

    レッスン8

    日本語にはない、母音の入った単語を聞き取る訓練です。

    たとえば、このような単語。

    Mat マット

    Fur ファー

    Fish フィッシュ

    Cow カウ

    Luck ラック

    Put プット

    英語とに日本語で順番に発音されています。

    聴いてみると、ほんとうに違うことが分かります。

    慣れないうちは、違いがあまり分からない単語が出てくるでしょうが、何回も聴いてみると、しだいに微妙な違いがあることに気づき、やがてやっぱり発音の仕方がまったく違うことに気づくはずです。

    レッスン9

    日本人が同じ発音として受け取ってしまう単語をいくつか聴いて、違いに気づく訓練です。

    たとえば、このような単語。

    work(働く)  walk(歩く)

    read(読む)  lead(先頭)

    red(赤い)  lead(鉛)

    sink(沈む)  think(考える)

    こういう単語は、日本人的英語では、ほとんど区別されませんよね。

    よく言われる R と L の入った単語は、まったくと言ってよいほど、ふつうの日本人区別して発音できません。

    このような間違いやすい単語の例について、くどいほどネイティブが違いを発音で示してくれます。

    また、workとwalkのような間違いやすい単語を取り込んだ例文を発音して、具体的に両者が異なることを示してくれます。

    じっと聴いていると、たしかに違います。

    初めは微妙にしか聞こえませんが、これまでの聞き取り学習の成果もあり、たしかに違うことが分かってきます。

    リスニング初心者の方
    このレッスンは、日本人がとても聴き取りにくい、発音しにくい音を聞き分ける訓練です。
    まず、しっかりと聴き取れるように訓練しましょう。

    レッスン10

    再びいくつかのキーサウンドを提示して、それぞれが含まれる単語の例がいくつも発音されます。

    たとえば、このような例。

    「Sssss」➡ Six Seven Sister Silence Saturday

    「Th」➡ That This These Those Them There They

    「Lee」➡ Friendly Happily Openly Cheerfully Lovely Cleanly

    キーサウンド自体が発音されてから、具体的単語がゆっくりと発音されていきます。

    同じキーサウンドが含まれるいくつもの単語を聴いていると、異なる意味の単語グループですが、共通のキーサウンドでつながってきて、単語もいっしょに覚えられます。

    レッスン11

    前半のまとめ的な内容が含まれており、いくつものキーサウンドがランダムに発音されます。

    聞こえた音を自分も頭の中で繰り返します。

    これまでの学習により、音の違いや特性が聞き分けられるか、自己テストのつもりで聴いてみましょう。

    学習効果が出ていれば、ほとんど聞き分けられるはずです。

    また、すぐには聞き分けられなくても、何回も聴いてみると分かってきます。

    キーサウンド自体は、これまでに学習してきていますから、大丈夫です。

    レッスン12

      日本人が正しい英語と思っている単語が、アメリカ人に通じる英語と発音で示されます。

      間違ったカタカナ英語に気づくとともに、実際に通用する英語を学びます。

      たとえば、このような例。

      アメリカンコーヒー  Regular Coffee

      ジェットコースター  Roller Coaster

      テレビタレント  TV Personality

      フライドポテト  French Fries

      バイキング  Buffet

      ガソリンスタンド  Gas Station

      まだまだ、挙げきれません。

      ぜひ、具体例を確かめてください。

      それぞれ、日本人が発音してから、正しいアメリカ英語が発音されます。

      聴いているうちに、まったく聞きなれない単語が多く出てきて、あきれてしまうほどです。

      ふと、それぞれがなぜ、日本ではこういう英語になって理解されてきたのか、そちらを知りたくなりました。

      リスニング初心者の方
      これらは「和製英語」と言われたりします。
      他にもたくさんあるので、カタカナ英語を使うときは、必ず和英辞書で確かめることをおすすめします。

      レッスン13

      日本人が間違えやすい音の聞き取り練習です。

      ih と ii の違いが焦点となります。

      ihは、itやsitの発音に入っていますが、日本語の「イ」ではなく、「イ」と「エ」の中間にあるような音で、日本語にはありません。

      iiは、eatやeasyの発音に入っており、これは「イ」に近いです。

      日本人がこれらの発音を使い分けられるようになるのは、簡単なことではありませんが、聞き分けられるようになることは、繰り返し聴く訓練をすることで、可能になると思います。

      レッスン14

      いくつかの基本の母音を聴く訓練をします。

      そして、母音を聞き取ることを意識しながら、短い話に耳を傾けます。

      前半の母音の訓練では、いくつかの母音が、それぞれエコーのように響いて聞こえます。

      いずれも、繰り返し聴くことで、耳が慣れてくるでしょう。

      その後で、英語の話を聴くと、特徴ある母音の発音が少しずつ分かってくるでしょう。

      レッスン15

      Ah と Uh の違いを聞き分ける練習で、これらは日本人が最も間違って発音する音だそうです。

      AhはAppleに、UhはUnderに入っている発音です。

      Ahは、より鼻にかかっており、Uhは、お腹から出てきます。

      やはり、日本人が完全に発音を使い分けることは難しいと思いますが、ネイティブが話しているのを聞き分けることはできるようになると思います。

      レッスン16

      日本人が聞いたり発音するときに、間違えやすい2つの単語の聞き取り練習です。

      例えば、以下のようです。

      WorkとWalk

      ReadとLead

      ThingとSing

      WomanとWomen

      これらも、初めは違いがよく分からいかもしれませんが、何回も聴くことにより、違いが分かるようになるはずです。

      レッスン17

      日本人が英語の音を聞こえるようになるために、音が聞こえる音域を上げるための訓練です。

      ちょうど、聴力検査のときのように、しだいに高い音域の音が聞こえてきます。

      だんだんと、音が耳に響いてくるように感じるでしょう。

      ふだんは注意して聞くような音ではありませんが、音域を上げるための訓練ですから、よく聴きとって、慣れていくことがポイントになります。

      レッスン18

        日本人的英語とネイティブの英語を聴き比べる練習です。

        例えば、このような文が読み上げられます。

        I like to play tennis or golf on the weekend.

        Can you repeat your last name for me ?

        比べると、日本人の話す日本人的英語は、平板に棒読みしているようで、抑揚や流れが感じられません。

        聴けば、はっきりと違いが分かります。

        またネイティブの英語は、単語だけで切れることはなく、両隣りの単語とつながっており、意味のある単語のまとまりで話されていることが感じられます。

        リスニング初心者の方
        日本語的に発音される日本人の英語は、ネイティブの英語とはっきり違って聞こえることを感じてください。
        そして、英語のリズムとかイントネーションなど、話し方をまねてみてください。

        レッスン19

          数字が続けて発音され、所どころにEやOといったキーサウンドが挿入されています。

          これら聞こえた音を理解することと、それぞれを書きとめることが求められます。

          数字はある程度分かりますし、キーサウンドもそれほど難しくはありませんが、集中して注意深く聴くと、日本人的発音との微妙な違いに気づくのではないかと思います。

          レッスン20

            英語のリスニング可能な音域を広げるために、発せられる音に集中します。

            聞こえるのはキーンというような、音の繰り返しです。

            英語の話される音域に耳を慣らす訓練です。

            レッスン21

              基本の母音がいくつか発音され、それらのトーンを聞き取る訓練です。

              何回も聴くことで、それぞれの母音がよく聞き取れるようになるはずです。

              レッスン22

                CD1の最後のセクションです。

                日本の駅で流れている放送を聴きます。

                日本語と英語のアナウンスがあります。

                また、英語を聞き取る音域を広げるための効果音も挿入されています。

                いろいろなトーンの効果音を聞きながら、アナウンスも聞き取ります。

                リスニングパワーCD2の内容

                  CD1で行った、基本的なサウンドトレーニングを繰り返しますが、話されるスピードが速くなります。

                  それに取り組むことで、日常会話のように英語を聴いて理解できるようになることを目指します。

                  レッスン1

                  CD2-1では、空港での会話が収録されています。

                  背景に、英語を聞き取れる範囲を広げるためのサウンドが挿入されています。

                  CD1を繰り返し聴いてからこのCD2に移ると、空港での会話の概要や流れが、ある程度理解できるようになるでしょう。

                  レッスン2

                    英語の基本的な母音について、繰り返し聴くことで、英語の母音を耳に慣らしていきます。

                    日本語だと、アエイオウというような感じになります。

                    しっかり聴いていると、日本人的な発音の仕方とやはり違うことが分かります。

                    自分でも繰り返し、声に出してみるとよいでしょう。

                    レッスン3

                      日本人の間違いやすい発音の入った単語と、それぞれの例文が読まれます。

                      例文には、間違いやすい単語の組み合わせが、うまく例文に入っており、よく聴くことで、しだいに違いを聞き分けることができるようになります。

                      例えば、このような文です。

                      I often WALK when I go to WORK.

                      The THING she does best is SING.

                      単語の例としては、他に、read と lead、red と lead (鉛・芯)、sink (沈む) と think などがあります。

                      日本人には、聴いてもあまり区別がつかなかったり、区別して発音をしにくかったりするものが、選ばれています。

                      レッスン4

                        Aw と Er の違いを聞き分けるために、読まれる文章の発音を聴くことに集中します。

                        読まれる文章の中には、WALK、WORK、AFTER、LAWNなどの単語が含まれています。

                        読まれる文章を繰り返し聴いていると、それぞれの発音がはっきりと違って聞こえてくるでしょう。

                        レッスン5

                          母音について、もう一度復習します。

                          ここでは、母音が発音された後で、その母音が含まれる単語がいくつか発音されます。

                          例えば、このような感じです。

                          cake lake fake

                          feet seat meet

                          foot look took

                          それぞれ意味の異なる単語がグループ化されていますが、それぞれのグループは、同じ母音で発音されることが共通しています。

                          読み上げられる単語のグループすべてを、自分でも発音してみると、耳も口も、英語に慣れてくるでしょう。

                          レッスン6

                            日本語のアとAhの違いに焦点を当てたストーリーが読み上げられます。

                            Ahは、日本語のアとは異なり、鼻にかかって発音されます。

                            また、日本語のアよりも、音・周波数が高くなっています。

                            読まれるストーリーの中では、以下のような単語が含まれています。

                            MATT  HATS  BATS  RAT

                            ストーリーの中に、うまく組み込まれているので、何回も聴いて、特徴を把握しましょう。

                            また、ストーリーはそれほど長くないので、自分でも何回も声を出して、記憶してしまいましょう。

                            自然とストーリーを話せるようになれば、かなり学習が進歩するはずです。

                            レッスン7

                              夢がかなったというストーリーが話されます。

                              数分ですが、これまでの母音の学習とは異なり、かなりまとまった内容の話になっています。

                              ここでは、個々の母音などに注意を向けるのではなく、話しの内容をよく聴いて、理解することが目標です。

                              これまでの英語の発音学習を活かしながら、話しの内容がどこまで聞き取れるか、チャレンジしてみましょう。

                              なお、ガイドブックには、英語の原文と日本語訳が掲載されています。

                              レッスン8

                                いくつかの数字が発音されますが、その中にときどき母音が発音されます。

                                その母音をよく聞き分けましょう。

                                数字自体は1から始まって、聴くのに難しくはありません。

                                母音も、難しくはないと思います。

                                聴きながら、自分が知っている数字の発音を確認するのもよいでしょう。

                                日本人的英語で、1から始まる数字を発音してきたとしたら、よく発音を確かめてみましょう。

                                レッスン9

                                  比較的ゆっくり発音される英語と、自然な速さの英語を続けて聴きます。

                                  ずいぶんと速さが違うことに気づくでしょう。

                                  また、自然な速さの英語では、個々の単語よりも、リズムに注意して聴きます。

                                  例えば、以下のような例文が話されます。

                                  Where do you live ?

                                  Do you like coffee ?

                                  What do you want to buy ?

                                  それぞれは、読解するなら、とても簡単な文です。

                                  でも、自然な速さで話されるのを聴く場合は、戸惑うのではないかと思います。

                                  ぜひ、聴いてみてください。

                                  リスニング初心者の方
                                  日本人が英語教科書を音読するときの話し方との違いを感じ取りましょう。
                                  また、ネイティブが自然の速さで話す英語にも、少しずつ慣れるように訓練しましょう。

                                  レッスン10

                                    再び、母音だけをよく聞き取ります。

                                    イヤと言うほど、母音を聞き取る訓練が強調されているようです。

                                    でも、すでに聴いてきたのを加えて、もう何十回、何百回と聴いてきていると思いますので、かなり聞き取りに慣れてきたのではないでしょうか。

                                    一番の基礎ですから、集中して聴きましょう。

                                    レッスン11

                                      再び母音の聞き取り学習ですが、いくつもの母音が連続して話されます。

                                      自分の頭の中でも、繰り返して学習します。

                                      聴いているうちに、それぞれの母音が混じり合うように発音されてきて、耳の中でいろいろな反響音が奏でられているようです。

                                      もうかなり、英語に特有な音に、耳が慣れてきた感じです。

                                      レッスン12

                                        LとRの入った話が出てきます。

                                        短い話ですが、Lの発音とRの発音が入り混じっていて、それぞれを聞き分ける訓練をします。

                                        例えば、このような文が入っています。

                                        Ken eats liver near the river ・・・・・

                                        よく聴いてみると、LとRの発音が確かに異なっているのが理解できます。

                                        日本人が間違いやすいLとRですが、この話を何回も聴いてみることで、両者の違いがよく分かるようになると思います。

                                        レッスン13

                                          二人の会話を聞き取ります。

                                          仕事が終わって、レストランを予約することになるという、男女の会話です。

                                          この会話は、ネイティブの話す速さなので、慣れていないと、簡単には聞き取れないかもしれません。

                                          また、会話における常とう句なども話されますので、単語やイディオムについて、合わせて学習することも必要となるでしょう。

                                          ただ、あまり細かいことにこだわるよりも、全体の流れ、リズムを感じることも有益だと思います。

                                          英語の会話のリズムです。

                                          何回も聴きながら、耳に慣らしていきましょう。

                                          なお、ガイドブックには、原文の英語と日本語訳が記載されています。

                                          レッスン14

                                            前の会話の続きになります。

                                            同じように、集中して、会話を聴きましょう。

                                            前の会話を何回も聴いていれば、かなり耳が慣れて、聞き取りやすくなっていると思います。

                                            これも、ガイドブックには、原文の英語と日本語訳が記載されています。

                                            レッスン15

                                              数字が1から24まで、数えられていきます。

                                              しかし、背景では人の話し声のような音が、注意を分散するかのように挿入されています。

                                              課題は、数字に集中することと、途中で数字の順序が飛びますので、どこで変わったかを聞き取ることです。

                                              数字自体は、それだけを聴けば、聞き取るのは簡単です。

                                              でも、人の話し声(英語のような?)に気を取られたりすると、注意が欠けて、数字の飛んだ箇所が分からなくなります。

                                              日本語の状況に置き換えると、日常の街頭などで、周囲の騒音や人々の会話が聞こえる状況で、数字に注意を集めるということになるでしょう。

                                              レッスン16

                                                高母音に焦点を合わせて、それらに相当する周波数の音を聴き取ります。

                                                聴解範囲を広げることを目指しています。

                                                このセクションでは、英語は出てこなくて、次のセクションに向けて、耳を慣らす準備をするものだと思います。

                                                レッスン17

                                                  Ah と Uah の音を聴き取る訓練です。

                                                  それぞれの音と、関連する単語(Apple と Undeなどr)の発音を、よく聞き取ります。

                                                  日本語では、両者とも「アー」というように表記されますが、発音の仕方が異なりますので、よく耳に慣らしましょう。

                                                  レッスン18

                                                    少しまとまったストーリーを聴き取ります。

                                                    初めは、ネイティブのふつうの速さで、ストーリーが語られます。

                                                    次に、ゆっくりと区切りながら、ストーリーが語られます。

                                                    もう一度、ネイティブの速さで、ストーリーが語られます。

                                                    背景には、音や人々の会話(日本語のような)が、やや小さい音量で流れています。

                                                    ストーリーは、難しい内容ではありませんが、会話で使われるイディオムを学習する必要があるでしょう。

                                                    ガイドブックには、フルテキストが掲載されており、聞きなれないイディオムがいくつか説明されています。

                                                    そういう点では、やはり一定の読解力は、併せて学習していく必要はあると思います。

                                                    ただ、ここでは、少しまとまったストーリーを何回も聴いて、発音やリズムというものに慣れることが大切だと思います。

                                                    レッスン19

                                                      多くのサウンドをよく聞き取ります。

                                                      そして、頭の中で、それらを繰り返します。

                                                      次つぎと発音されますので、考える間もなく、繰り返すことになるでしょう。

                                                      英語に特有な、さまざまのサウンドが耳から入って、頭の中を駆け巡るような感じです。

                                                      レッスン20

                                                        日常でよく交わされるかんたんで短い会話について、いくつか聞き取ります。

                                                        日常での常套句が多いので、やりとりが速くなり、慣れてないと、よく聞き取れないと思います。

                                                        でも、繰り返し聴いていると、次第に分かってくるはずです。

                                                        また、決まり文句について、併せて学習するとよいでしょう。

                                                        ガイドブックには、原文が和訳とともに掲載されています。

                                                        レッスン21

                                                          文字のバイブレーションを聴き取る訓練です。

                                                          Very、This、Zoo、Asianなどの単語がいくつか発音されます。

                                                          同時に背景で、焦点の当てられている音のバイブレーションが流れます。

                                                          日本語的に発音する場合との違いに、よく注意して聴き取ります。

                                                          レッスン22

                                                            4つのスキットを聴き取ります。

                                                            それぞれ、日常の一コマを、ネイティブがふつうの会話の速度で話しています。

                                                            ガイドブックにフルテキストと、聴きなれないイディオムについて、いくつか説明されていますので、英文が読めれば、内容は分かります。

                                                            でも、会話だけを聴いていると、何回も聴いていないと、簡単には、細部まで分かりません。

                                                            まずは、何回も聴くことによって、会話の速さやリズムに慣れていくことがよいと思います。

                                                            しだいに、単語やフレーズが多く分かるようになるはずです。

                                                            まずは、概要や状況が分かるようになると、よいのではないでしょうか。

                                                            どうしても完璧に理解したいなら、フルテキストを見ながら聴いてみると、会話での発音が分かってくると思います。

                                                            このセクションは、これまでの基礎的学習と比べると、これらを動員して聴き取る力が試されるようになっていると思います。

                                                            ふつうにネイティブが話す会話が、かなり分かるようになれば、まさに学習効果あり、と言えます。

                                                            レッスン23

                                                              TOEICによく出てくる単語が紹介されて、それらの単語を使った文が話されます。

                                                              例えば、companyという単語は、最も多く試験で出てきます。

                                                              そのcompanyという単語が発音されてから、その単語を使った例文が話されます。

                                                              単語のリストと例文は、ガイドに掲載されています。

                                                              これらだけで、TOEICの単語対策が可能というわけではありませんが、頻出かる単語の傾向と、それぞれの単語が使われる例文を学習することができます。

                                                              リスニングパワーの視聴サンプル

                                                              リスニングパワーの口コミ・評判などを見ますと、キーンという音がして、聴覚検査のようだなどという体験談が見られます。

                                                              そのため、何か不思議な、オカシナ教材かな、という疑問が湧いてくるかもしれません。

                                                              この奇妙な音は、日本人には聞こえにくい英語の周波数に慣れるための効果音で、聞きなれてくると、それほど違和感はありません。

                                                              それはともかくとして、リスニングパワーの教材には、どのセッションでも効果音が挿入されているわけではありません。

                                                              日本人にとって、間違えやすい基礎的な発音や単語を重視しています。

                                                              むしろ、そういうことを繰り返し、教えてくれる教材です。

                                                              ちょうど音声の視聴サンプルがあります。

                                                              ぜひ、聴いてみるとよいと思います。

                                                              一つは、日本人が聞き間違えやすい2つの似た音(たとえば、L と R )を、明確に聞き分けるドリルです。

                                                              この視聴サンプルには、walkとwork、readとlead が取り上げられています。

                                                               

                                                              もう一つは、日本語として使われているカタカナ英語とネイティブ英語の聞き比べ。

                                                              例えば、Car と カー、Onlyと オンリー。

                                                              よく聴くと、やはり違いますので、確かめてください。

                                                              特に、教材の中身が分からないので、自分の耳で確かめたいという方は、ぜひどうぞ。

                                                               

                                                              リスニングパワーの口コミ評判は、本当はどうなのか?

                                                              公式ページの感想・評価はすばらしいが

                                                              リスニングパワーの公式ページを見ると、上のような見出し個所に、体験者の声が載っています。

                                                               

                                                              3週間位で、海外に住んでた頃のレベルのリスニング力を超えました!

                                                              お医者さんも「英語をハッキリと聞き取れるように」なり、効果を実感しています

                                                              日本人が英語が聞き取れない原因は、日本語と英語の周波数の違いによるという、眼から鱗ともいうべき発見

                                                              なんと買った当初よりゆっくり、はっきり聞こえる様になってました!!!

                                                              まったくの早口言葉のような会話が掴めるようになり始め、楽しさを覚えました

                                                               

                                                              購入者の口コミ評判は、実際どうなのか

                                                              リスニングパワーには、公式ページの他に、たくさんの口コミ・評判があります。

                                                              代表的なものは、楽天のみんなのレビュー・口コミでしょう。

                                                              1から5で評価され、5が最高です。

                                                              総合評価3.75、投稿数1895件で、4点評価が最多です(2019年10月15日時点)。

                                                              いくつかご紹介します。

                                                              比較的高評価の口コミ・レビュー

                                                              2枚組の CD のうち1枚目が聞き終わった段階で,通訳無しの英語だけの動画を見てみたところ,今までは断片的にしか聞き取れなかった単語が聞き取れるようになってきました。
                                                              ただ,単語が分かっても意味がすぐに分からないのでまだまだ先は長そうですが,少なくとも今までなかなか上達しなかったヒアリングがたったの数週間で良くなってきたことに若干驚いています。(評価5 40代 男性購入者 原文)

                                                              個人差があると思いますが購入してよかったです。曖昧だったLとRの違いが確実に理解できたのが一番の収穫。あと発音を聞いてアルファベットが頭に浮かぶようになりました。(評価5 30代 女性購入者 原文)

                                                              初めは些かノイズに聞こえていましたが、だんだんと慣れてきました。
                                                              リスニングパワーを使用しはじめてから2週間が経ちますが、
                                                              CNNニュースが徐々に聞き取れるようになりました。
                                                              もちろん、今後も毎日数分間使用させていただきたいと思います。(評価4 40代 男性購入者 原文)

                                                              購入してから2週間です。毎日、通勤電車の往復で聞きました。意味を理解するまで至りませんが、聞きこぼす単語が少なくなりました。また、英語の音を聞き分けられるようになることで、自分が発音するときも、RとLのように日本人が苦手な発音の際、意識して発音できるようになってきたと思います。(評価4 20代 女性購入者 原文)

                                                              以上のように、評価が5、4の購入者では、リスニングパワーは、効果を期待できそうです。

                                                              比較的低評価の口コミ・レビュー

                                                              1月経つが効果についてはよく解らない。会話が聴き取れるよう低速な発音も欲しかった。(評価2 50代 男性購入者 原文)

                                                              何とも言えません毎日、聞いてる訳ではないので、効果はまだ分かりません。(評価2 20代 女性購入者 原文)

                                                              私には合いませんでした。ちょっと後悔です。(評価1 40代 男性購入者 原文)

                                                              まだ届いて数日なので効果はわかりませんので
                                                              お勧め度は後日また投稿します。
                                                              こんな内容で聞き取れるようになれるのかちょっと
                                                              不安ですがつづけてみたいとおもいます(評価1 30代 女性購入者 原文)

                                                              比較的低評価(2か1)は、全体の1割未満ですが、公式ページがすばらしい口コミ・レビューばかりなので、少数であれ、不満の内容が何なのかを知るために、ご紹介しました。

                                                              低評価の内容をまとめてみると

                                                              まず口コミ・レビューの多くは、買って間もない方の期待や決意表明、ある程度体験した方の好意的評価が多いですが、中には効果が不明とか、解説が不十分という購入者の声が聞かれます。

                                                              解説が不十分というのは、付属のガイドブックがあまり詳しく記載されていない点に理由があるかもしれません。

                                                              進めていく上で、つまずいたり疑問を感じやすい点などについて、よくあるQA形式ででも、まとめてあると、もっと親切でしょう。

                                                              ただこの点は、教材内容の大きな欠陥というのとは少し違うと思いますので、次の改訂があれば、販売者への要望として指摘しておきたいと思います。


                                                              ここで取り上げたいのは、効果が不明というような体験者の声について考えてみることです。

                                                              もっとも効果か不明とか、効果が疑問というような評価は、特にリスニングパワーに限らず、どのような英語教材にもあるでしょう。

                                                              使う人の期待、レベルなどと、教材の内容が一致しないということも、一つの大きな理由ではないかと思います。

                                                              これに関しては、購入前に、自分の期待や要求とマッチしているか、教材を十分に検討してみることが必要です。

                                                              もちろん、そんな評価にも達しないようなオソマツ教材も、中にはあるでしょう。

                                                              そういうことも考慮しながら、リスニングパワーの場合に戻りましょう。

                                                              ここでは、効果不明などという場合のケースについて、少し考えてみます。

                                                              これには、教材(というより販売者)側の要因と、使用者(購入者)側の要因があると思います。

                                                              販売者側の要因というのは、主に教材の紹介の仕方(広告内容)が挙げられると思います。

                                                              購入者側の要因というのは、主に使い方・学習態度が挙げられると思います。

                                                              前者は、広告のスペースの制約とかアピールする性質上、どうしても簡略化した言い回しで言い切ってしまうような表現になりがちです。

                                                              例えば、販売ページの冒頭に、「2週間後 字幕なしで映画を見てください !!」とあります。

                                                              映画が理解できるようになる、とは書いてありませんが、そのような期待を多少でももつような表現です。

                                                              また事実、リスニングパワー体験者の中には、2週間後、字幕なしで(相当程度に)映画が理解できるようになった方がいるとは思います。

                                                              でも、あなたも含めた皆がそうなるとは表現していませんし、何であれ、100%ということは、ふつうはあり得ません。

                                                              また読者の方でも、現代社会に広告は溢れていますから、そういう表現をう呑みにはしないでしょう。

                                                              でも、やはり何となく期待しちゃいますよね。

                                                              自分にも可能ではないか !

                                                              今度は購入者に目を移すと、そういう期待とともに、忙しい毎日の中で時間を割くので、できるだけカンタン・ラクを求める心理があるでしょう。

                                                              例えば、聞き流すだけ、という表現があれば、それならカンタン・ラクだと受け取ります。

                                                              そのような要因の相乗作用の結果、当初の期待に反して、効果が不明とか感じられない、という評価につながるように思えます。

                                                              それがすべてではもちろんありませんが、レビュー・口コミを読んでみると、そう思えるものが見受けられます。

                                                              例えば、このようなものです。

                                                              ・ちゃんと聞けば効果がありそうだけど、聞きながらすぐに寝てしまう

                                                              ・聞くだけで英語が聞き取れるようになるということだったけど、あまり効果ない。

                                                              いくつか見つけた低評価の声から、期待通りでなかった事例のあったことは確かでした。

                                                              その原因は推測するしかありませんが、教材の出来栄え(独習用として)、使い手の態度がありそうです。

                                                              出来栄えというのは、上にも述べたように、独習する場合の補助テキストの問題(つまずきがちな方への配慮)があるでしょう。

                                                              使い手の態度というのは、やはりカンタン・ラクに引きずられるためか、集中力を働かせないで聞いているだけ、の理由があるに思われます。

                                                              聞き流しといっても、他の作業に気を取られたり、ぼんやりと聞いているのでは、やはり効果は期待できないと思います。

                                                              これは、他の類似の英語教材も同じだと思います。

                                                              まとめてみると、リスニングパワーの特徴を理解すること、自分に向いているかを考えること、取り組む以上は集中することが大切だと思います。

                                                              レビュー・口コミからは、平均以上の評価が大部分であるので、初めに疑問を感じる場合は購入しないこと、そうでなければ検討してみることをおすすめします。

                                                               

                                                               

                                                              私が体験したリスニングパワーの評価

                                                              私も試してみました

                                                              リスニングパワーを実際に試してみると、ガイドブックには、CD1とCD2の内容に沿って、各項目の学び方のポイントが記載されています。

                                                              順番はトラック1、トラック2と続き、だいたい初歩的なものから、少しずつレベルの高いものになっており、一歩ずつ進めていくことで、「英語耳」が養成されるように構成されています。

                                                              初めに音声でちょっと驚いたのは、公式ページにもサンプル音声がありましたが、ときどきピーとかキューンとか、いろいろな音域の音が背景音として聞こえてくることでした。聴力検査で聞こえるような音もありました。

                                                              うーん、これはたしかに、今までに体験したことのないリスニング教材です。

                                                              ガイドブックには、各トラックの学習ポイントが簡潔に記されていますので、何を目的としているのかがよく分かります。

                                                              例えば、日本語的な英語とアメリカ英語を聞き分ける(英語はアメリカ英語です)、英語では違うのに日本人が同じ発音で話してしまう単語を聞き分ける(readとleadなど)、ふつうの日本人の日本語英語とネイティブの英語を同じ文で聴き比べる、等などです。

                                                              また、話される内容の程度ですが、人によって違うと思いますが、中高程度の英語力と辞書を引くことができれば、理解困難ということはないでしょう。

                                                              ただ、話し言葉が主になっているので(英会話なので当然ですが)、それらの言い回しとか日常用語には慣れていく(並行して学習していく)ことは求められるでしょう。

                                                              分量的に、何日も聞き続けないと終わらないというものではありません。

                                                              ただ聞くだけなら、1日もかからずに終りますが、これではもちろん、学習にはなりません。

                                                              少しずつでよいので、継続しながら、繰り返し集中して、からだにしみ込ませることです。

                                                              何回も耳を慣らしていくと(「英語耳」になると)、初回に聴き取れなかったネイティブの会話が、かなり楽に聴き取れるようになったことは確かです

                                                              本当に聞き流すだけで効果ある ?

                                                              聞き流しの英語教材というのは、他にもいくつかあります。

                                                              テレビCMや新聞などで、ときどき見たり読んだりすることがあると思います。

                                                              聞き流すだけ」というキャッチコピーは、英会話の苦手な人で、何とか上達したいと思っている人には、かなり魅力的に訴えると思います。

                                                              学校教育でさんざん苦労してきた英語で、しかも会話は習う時間も少なくて、さらに苦労してきたのに、聞き流すだけで上達するなら、期待感が上がりますよね。

                                                              他の英語教材については、ここでは批評しません。

                                                              リスニングパワーについて、体験してみてどうだったのかを、述べてみたいと思います。

                                                              まず、結論です。

                                                              私の場合、聴き取りが楽になりました

                                                              ただし、それは私の場合は、ということは理解しておいてください。

                                                              どういうことかを、説明していきましょう。

                                                              私は、以下のように音声による学習を進めました。

                                                              まず、レッスンを順に聴いていき、すべてを聴き終えました。

                                                              これは、教材内容を把握するとともに、自分の理解度を押さえておくためです。

                                                              次は、改めてCD1のレッスン1から、じっくりと聴き返しました。

                                                              といっても、レッスン1は、かなり英語耳の程度が進んでいないと、初心者レベルの方には理解できない程度のものです。

                                                              教材の説明でも、30日後に聴き直して、どれだけ聴き取れるようになったかを、自己テストしてみるようにすすめられています。

                                                              いきなり初っぱなから、ガツンと、ネイティブ英語の洗礼にみまわれるということになります。

                                                              ここで、自分のリスニング力の現状をつかむことができるわけです。

                                                              それ以後のレッスンは、30日後に英語耳となって、今度はそのネイティブ英語が、よく聴き取れるようになるためのレッスンとも言えます。

                                                              内容は、非常に基礎的な発音の課題などが、日本人の発音と比べたりしながら、耳で感じられるように作られています。

                                                              分量は、1日で聴き通そうと思えば、簡単に終わる程度ですが、この教材は、ひたすら英語を聞きまくるタイプの教材とは、観点が異なります。

                                                              一つのレッスンは数分程度と短いのですが、それをじっくりと、繰り返し聴くことで、しだいに英語耳が作られていくという構成だと思います。

                                                              私は、一つのレッスンが理解できたと思ったら、次のレッスンに取り掛かりました。

                                                              そのようにして、全体を何回か繰り返して聴いていきました。

                                                              30日毎日行ったわけではありませんが、いちおう一通り終えたと思ったところで、レッスン1を聴き返しました。

                                                              その結果が、上に述べたような結果です。

                                                              聴き取りが楽になったということは、内容も相当理解できるようになったということです。

                                                              個別の知らない単語は所どころにありましたが、状況の理解、会話の要点は把握できました。

                                                              ですから、私の場合、リスニングパワーは、一定の効果をもたらしてくれたということになります。

                                                              ただ、ここからですが、それはあなたもきっと同じだと、言い切ることまではできません

                                                              それぞれの英会話の経験・レベルはさまざまですので、結果が同じとは言い切れないからです。

                                                              私の場合、何年か中断していたものの、海外出張を何とかこなしたり、英会話の個人レッスンを受けてきた経験があります。

                                                              ですから、スタートラインが、初心者の方よりも、少し有利な所にあると言えるかもしれません。

                                                              それを踏まえて、効果について言い直すと、眠っていた英語耳が、久しぶりに蘇ってきたという方が適切かもしれません。

                                                              そのあたりは、もしあなたが参考になさる場合は、考慮してください。

                                                              また、もう一点、タイトルの件です。

                                                              聞き流すだけで効果あるのか、ということです。

                                                              これは、聞き流し「方」の問題だと思います。

                                                              一般には、英語専門家の中には、聞き流しだけで英語は上達しない、と考えている方が多いように見受けられます。

                                                              たしかに、そうだと思います。

                                                              それは、ただ受け身で、一定の集中をすることなく、聞き流しているだけなら、効果は期待できないでしょう。

                                                              もっと能動的に学ぶ姿勢をもって、注意して聴くことが必要だと思います。

                                                              ただ、リスニングパワーの場合は、これらとは異なる特徴が加わっています。

                                                              それは、英語の周波数に注目して、日本人が英語耳を作れるような設計になっている点です。

                                                              英語の高い周波数の音が挿入され、耳がそれに慣れることで、聴き取れなかった英語の音が、耳に捉えられるようになるという仕組みです。

                                                              これは、他の英語教材には見られない、ユニークな観点だと思います。

                                                              このあたりは、専門的な議論が出来ませんが、聞き流すということでも、別の観点からの効果があるかもしれません。

                                                              これは、ぜひあなたが試して、検証していただきたいと思います。

                                                              そのような価値はあると思います。

                                                              リスニングパワーの総合評価

                                                              総合評価 ★★★★

                                                              リスニング力 ★★★★ 初心者にはかなり効果が期待出来る
                                                              スピーキング力 ★★★ 初心者にはある程度効果が期待出来る
                                                              会話力 ★★ 工夫すれば、ある程度効果が期待できる
                                                              よく使うフレーズやパターン ★★ ある程度学習できる
                                                              現実的な目標期日の設定 30日間

                                                              総合評価は、この教材が「リスニング」に特化したものなので、リスニングを中心に評価したためです。

                                                              逆に、他のスピーキング力などを上達させたいという場合には、向いていません。

                                                              スピーキング力について補足すると、リスニングに耳が慣れて来たら、次のステップとして取り組むとよいでしょう。

                                                              聞こえた音声・会話を、自分も発声して、繰り返し練習します。

                                                              初めは、単語ごと、一文ずつ区切り(音声を止めて)、アクセント、イントネーションなどをできるだけまねて練習します。

                                                              場景がイメージできる音声では、できるだけリアルに、あなたがその場にいることをイメージしましょう。

                                                              会話力について補足すると、会話のあるレッスンで、あなたが片方の相手になって、その会話部分を担当して発声練習します。

                                                              長い会話では、いきなりできないので、比較的短い会話のやりとり個所を選んでください。

                                                              CD2にあります。

                                                              たとえば、レッスン13と14には、ディナーに行くことを話題とした男女二人の会話があります。

                                                              レッスン20には、もっと短い男女二人の会話があります。

                                                              その他、CD2には、会話練習に都合のよい会話があるので、ぜひ活用してください。

                                                              リスニングパワーの効果的な使い方は

                                                              リスニングパワーは、日本語と英語の音・発音の違いに着目して、繰り返し聞くことによって、その効果を高めようとしています。

                                                              初心者でもやり直し者でも、意欲的に取り組めば、継続した積み重ねで効果が期待できるものと思われます。

                                                              しかし、口コミの一部にも見られましたが、自宅で進めようとする場合に、リスニングパワーの進め方などについて、もう少し情報・手がかりが欲しい気がします。

                                                              例えば、どのように具体的に学習を進めたらよいか、ある程度のレベルに応じて、どこを重点的に学習したらよいかなどです。

                                                              また、最初から最後までを順番に一通り、何回も聴くとよいか、それともワンステップずつ確認しながらすすめたらよいか、等など。

                                                              これらはテキストにあればよかったと思います。

                                                              進め方については、それぞれの性格、レベル、関心などでさまざまでしょうから、断定的に言えませんが、はじめはさっと全体を聴いてみるのもよいと思います。

                                                              おそらく初心者や英会話から遠ざかっていた人は、チンプンカンプンのことが多いでしょうし、何よりも変わった効果音にも驚くことでしょう。

                                                              ここでは、分かる必要はもちろんありません。

                                                              今の自分の理解度が分かればよいと思います。

                                                              熱心な方なら、その時点での理解の程度をメモしておいてもよいと思います。

                                                              それから、一つのステップずつ繰り返してはどうでしょうか。

                                                              聞き流すというイメージだと、ひたすらCD全体を繰り返し再生するようにも受け止めがちですが、一つの音声ファイルごとに何回か聞くという手もあります。

                                                              1日に一つだと区切りがよいかもしれません。

                                                              リスニングパワーだけに頼るのでなく、より積極的に活用すること、工夫することをしていくと、関心や集中力も高まり、おもしろくもなり、効果が出やすいと思います。

                                                              TOEICやTOFLE対策で役立てるには

                                                              TOEICやTOFLEのテストにはリスニング・テストがあります。

                                                              このリスニング・テストに対して、リスニングパワーは、ネイティブの話す英語を理解するのに役立ちます。

                                                              また、リスニングパワーのCD2に含まれているレッスン23には、TOEICによく出て来る23の英単語が紹介され、それぞれを使った文も紹介されています。

                                                              特別に、ガイドブックからサンプルをご紹介します。

                                                              たとえば、よく出て来る単語の一つとして、Companyが紹介されています。

                                                              そして、それを使った文を、ネイティブの英語で聴くことができます。

                                                              She`s been with this company for only six months and has already been promoted.

                                                              このように、リスニングパワーは、TOEICについて、ある程度の対策ができますが、役立つ中心は、あくまでリスニング力強化の対策です。

                                                              TOEIC、TOFLEテストのリスニング強化対策として使う

                                                              TOEIC、TOFLEともに、問題文や解答についての指示などは、すべてネイティブが英語で話します。

                                                              ですから、ネイティブの話す英語自体が理解できないと、何についてどのように解答したらよいのかが分かりません。

                                                              下の問題サンプルについての情報を確かめていただきたいのですが、ネイティブの話すスピードは、リスニングパワーを勉強すれば、理解できるはずです。

                                                              リスニングパワーを、あなたの「英語耳」を作る教材として役立ててください。

                                                              TOEICのリスニング・テストのサンプル
                                                              TOEICの公式ページに、リスニング・テストのサンプル問題が公表されています。
                                                              Part1からPart4まであるので、どの程度聴き取れるか、ぜひチャレンジしてください。

                                                               

                                                              TOFLEのリスニング・テストのサンプル
                                                              TOFLEの公式ページに、Level 1Level 2について、リスニング・テストのサンプル問題が公表されています。
                                                              こちらも、どの程度聴き取れるか、ぜひチャレンジしてください。

                                                               

                                                              ヘッドフォンがおすすめ
                                                              公式ページには、以下のような文章があります。
                                                              ヘッドフォンやイヤフォンを使って、リスニングパワーを聞いていただければ、リスニングパワーの音声の質の凄さを体感していただけます。

                                                               

                                                               

                                                              リスニングパワーに向かない人とは

                                                              カタカナ英語とネイティブ英語の違いが分かる人

                                                              日本語にない英語の音を聴き分けられる人

                                                              繰り返し訓練することが苦手な人

                                                              リスニング力アップを目的としない人

                                                              リスニングパワーの口コミ評判でも述べましたが、「聞き流し」という言葉につられて、積極的な目的がなく、まんぜんと期待して購入するのはやめましょう

                                                               

                                                              リスニングパワーに向いている人とは

                                                              まず理解することは、リスニングパワーは英会話の教材ですが、主としてリスニング教材です。

                                                              それでも、音声を聴きながら発音や会話練習をすることで、スピーキング力の上達も期待できます。

                                                              ですから、聴くことだけの学習というわけではありませんが、まずリスニングパワーの特徴を理解しておきましょう。

                                                              次に、リスニングパワーはどのような英会話学習者に適しているのかを述べさせていただきます。

                                                              第1部は、英会話の初心者向けと思います。

                                                              基本的なサウンドトレーニングです。

                                                              第2部は、よりネイティブの日常レベルに近づいた内容です。

                                                              初心者向けというのは、そこに出てくる英単語や英文が、中学生・高校生でもだいたい理解できる内容だということです。

                                                              つまり、それらをテキストで読んでみれば、それほど難しいというわけではありません

                                                              何気なく聞き流していけば、聞き終えるのに、たいした時間はかかりません。

                                                              ただし、だからと言って、教材がすぐに理解できる、英会話のリスニング力が上達する・身につく、ということではありません。

                                                              それは、私たち日本人の多くが誤って理解してきた英語の音について、徹底的に基礎的な習得を促しており、よくあるカタカナ英語に置き換えて理解したり、復習するだけでは、何にもならないからです。

                                                              つまり、そんなやり方では、脳の中が英語耳には置き換わらないのです。

                                                              ですから、初心者向けという意味は、テキストで英単語や英文を読めば、それほど難しいレベルではないのですが、徹底的に英語の音を聴きとるという点では、簡単ではありません。

                                                              特に、いちおう英会話を勉強してきた体験のある方で、なかなか英会話(特にリスニング力)が上達しないという方は、それまでの余分な知識を一度リセットして、じっくりと「聞き流す」のがよいと思います。

                                                              そのときに、自分のカタカナ英語的な部分をよく反省しながら取り組むと、効果が上がると思います。

                                                              英会話教材には、聞き流すだけでOKという広告がよく見られますが、耳が慣れてくるという点では、一つの効果があると思います。

                                                              ただし、それぞれの箇所で学習するポイントを理解して聞き流すことです(付属のテキストにポイントの説明があります)。

                                                              また、耳が慣れてきても、英単語や英文の意味が理解できないと、これは困ります。

                                                              ちょうど、お坊さんのお経が、はじめはチンプンカンプンでも耳が慣れてくると、言葉が聞こえてきますが、それでも多くの言葉の意味が分からないので、やはりお経の内容が理解できないようなものです。

                                                              その点では、リスニングパワーの英単語や英文は、特別難しいものではなく(多くが日常生活の内容)、お経のように、結局チンプンカンプンということはありませんので、心配しなくて大丈夫です。

                                                              ただ、分からない言葉は、辞書を引いて確かめることが大切です。

                                                              まとめてみますと、リスニングパワーの英単語・英文のレベルは決して難しいものではありません。

                                                              また、教材の収録時間もそれほど長くありません。

                                                              ポイントは、この教材の主旨を理解することと、使い方だと思います。

                                                              初心者の方もやり直しの方も、英語と日本語の音の違い、過去のカタカナ英語から脱却したい、しっかりと英会話の発音の基礎を勉強したい・し直したいという場合には、とてもよい教材だと思います。

                                                              リスニングパワー購入前の確認

                                                              下の動画は、リスニングパワーの考案者であるスコットペリー氏からのメッセージです。

                                                              あなたの英語力のチェックも兼ねて、ぜひ氏の英語を聴き取ってみてください。

                                                              リスニングパワーの公式ページから、購入画面に移ることができます。

                                                              支払は、クレジットカード、銀行振込・郵便振替、コンビニ決済などでできます。

                                                              電話での注文もできます
                                                              購入は電話注文でもできます。
                                                              購入画面に下のような表示があるので、それをクリックしてください。

                                                               

                                                              それでは、あなたのリスニング力が上達することを、心から願っています。