
英会話が独学で上達する方法を探している初心者の方に、初めに知っておくべき3つのポイントをお話しします。
独学するには、自分でたくさんの準備をしなければなりません。
何から手を付けてよいか、迷ってしまいがちです。
そして、細かい事に気持ちが振り回されてしまいます。
それでも、あなたは、まず本とか教材がないと始められないと、それに気持ちが向くと思います。
しかし、本とか教材を見つけようとする前に、知っておくべき3つのポイントがあります。
それは、これらを踏まえておかないと、独学で英会話が上達するどころか、途中で継続出来なくなったり、挫折してしまうからです。
英会話が独学で上達するための3つのポイント
それは、動機づけ、繰り返し、声出しの3つです。
動機づけで大切なことは、具体的目標とか現実に迫った必要性のあることです。
繰り返しで大切なことは、勉強を毎日の中で習慣化することです。
声出しで大切なことは、聞くだけでなく発声することです。
英会話が上達するには、いろいろなポイントがあると思いますが、根本はやる気と実践です。
楽しめることが一番だと思いますが、仕事や必要があってやらざるを得ない場合も、必死になれればエネルギーは集中します。
そして、考えて立ち止まるよりも、まず行動して数稽古。
たいへんシンプルですね。
それぞれについては、別項目で、少し詳しく説明しています。
動機づけをしよう
始めるエネルギーがあるか
何かを実行するときにはほとんどの場合に当てはまりますが、まず動機づけをはっきりとすることです。
これまでの自分の仕事・勉強・用事を思い出してください。
ある仕事を成し遂げるとか、ある試験に合格するとかいうときには、そこに具体的な目標がありました。
また、仕事で自分の未経験の分野を任されるとか、資格を得るために嫌いな・不得意な科目も勉強しなければならないとかいうときには、そこに具体的な必要性がありました。
英会話を始める・やり直すときも、やはり同じことです。
あなたにはすでに、何らかの動機づけとなるものがあるかもしれません。
ある場合には、もう一度、それを確認してください。
それは英会話をどうしてもやりたい・やり直したいとか、やらないといけない・やり直さないといけないという動機になるものですか。
それならOKです。
もし動機つけがあいまいなときには、もう一度ふり返ってみましょう。
目標や必要性は必ずしも人に話して説明できるものでなくてもかまいません。
つまりリッパなものでなくても、自分でひそかに心にしまっているものでもよいのです。
ひそかに勉強して、ある人を驚かせたい、見返したい、でも。
ただ、あいまいなもの(いつか実現したいとか)でなく、具体的なもの、期限のあるものがよいでしょう。
何であっても、「やるんだ」「やらないといけない」というものがある方が、行動につながります。
さあ、心の準備は出来ましたか ?
繰り返し実践しよう (毎日の習慣化)
積み上げて上達していくものは、職業上の技能とかスポーツでも、毎日の生活の中で繰り返して習慣的に実践することが基本です。
これまでのあなたの体験をふり返ってください。
仕事の業務なら、勤務し始めたころと現在を比べてみましょう。
現在の仕事の出来ぐあいはどうでしょうか。
同期の社員と比べたり、同じ業務のライバルと比べたりすると、いろいろと不満やくやしさを感じるかもしれません。
でも、最近入社した後輩がいれば、比べるとどうでしょうか。
仕事に取り組む手はず、取引相手との対応など、あなたの方がずっとスムーズのはずです。
仕事をしてない人でも、小中学校時代にいろいろな学習体験があると思います。
九九のかけ算かできますか?・・・フザケンナ ! ですよね。
算数・数学が苦手な人は多いかもしれませんが、そんなレベルでなく、日常の買い物に困らない程度の算数はだれでもできます。
英語も一応は習いました。
This is a pen.
なつかしいですね。
初歩的な日常英会話は中学程度までの英語で間に合うので、自信をもってください。
勉強も繰り返して行うことで、基本が身につきます。
スポーツ体験のある人には、毎日の繰り返しということが、よく分かっていただけると思います。
初めは基本の繰り返しです。
またレベルが上がっても、常に基本に返ることや基本を繰り返すことを心がけますね。
ほとんどの人は自転車に乗れると思います。
でも思い出すと、どういう瞬間に乗れるようになったのか、覚えていないでしょう。
ある時から、乗っていたのです。
習慣的に繰り返す中から、意識しなくても自然にできるようになると、本当にそれが「身につく」ようになります。
声出しをしよう (目で読み流すだけではダメ)
読んでいるだけとか、聞いているだけでなく、特に自宅で取り組んでいるときには、できるだけ声出しをしましょう。
文章を読んでいるときには、ふつうは黙読しますね。
日本語の仕事の文章や内容が理解できればよい文章などは、それでOKです。
でも、英語では、特に会話の文章だと、アクセント(高低や強弱)とかイントネーション(抑揚・調子)が、理解のために大切になります。
また、フレーズの区切り方も大切です。
声に出すことによって、英語の話し方の感覚が身についてきます。
音読は英語のリズム感の養成に役立ちます。
リスニング(聞き取り)をしている場合も、やはりできるかぎり声出しすることです。
これは生で洋画やニュース番組を見ているときには難しいかもしれませんが、録音しておけば、そのつど止めて繰り返してみることができますね。
また、英会話の教材があれば、聞き流すだけでなく、あなたの繰り返せる範囲に区切って、同じように自分でも声を出してみましょう。
これは、かつて管理人が英国人から個人レッスンを受けていたときに、アドバイスされたことでもあります。