1か月で英会話力の成果をあげる具体的方法

英会話を1か月で学びたいなら、以下のことを実践してください。

期間が限定されているので、完全を求めずに、最低限をクリアできることを目指しましょう。

あなたの目的・目標は?

まず、あなたの目的・目標を明確にしてください。

海外旅行の予定がある、海外出張が決まっている、とか。

1か月という期間ですから、あれもこれもとか、漠然としたものではダメです。

1か月先に、実際に英語を使う場面があることが必要です。

これが前提にあると、あなたの中に現実感・緊張感が生まれます。

英語でなくても、例えばあなたが、1か月先に、仕事でプレゼンテーションがあるとか、友人の結婚式でスピーチを頼まれているとかの状況をイメージすれば、現実感・緊張感というものが想像できるでしょう。

そうであれば、今のままではいられない、具体的に準備しないといけないなど、どうしても行動せずにはいられなくなるはずです。

そうすると、いろいろと調べたり、資料を集めたりするという行動が生まれますね。

また、機会を見つけて、予行演習・リハーサルを何回もすると思います。

こういうことと、基本的には同じ状況になることが、実際に1か月で成果をあげるには必要な前提条件です。

そうなれば、いやでも行動するし、自然と集中力が発揮されます。

では、英語の場合はどうなるでしょうか。

私が初めて海外に出かけたときは

私は、初めてアメリカ、カナダに出張で出かけることになったとき、似た経験があります。

私の体験です。

まず、海外旅行でトラブルを起こさないように、飛行機の搭乗から、入国審査、移動、宿泊、食事、買い物、そして出国まで、基本的な英会話を学ぼうと思いました。

そこで、いろいろと本で調べたり、英会話スクールの資料を集めたりしました。

その中に、短期(2週間とか1か月)の旅行英語のコースを設けている英会話スクールが見つかりました。

その英会話スクールに行き、簡単な面接でコースレベルを決めて、入学しました。

クラスは10人程度でした。

社会人や学生、専業主婦など、いろいろな立場の生徒が集まっていました。

1回1時間程度。

テキストがありました。

すべて英語の海外出版社のものでした。

それほど厚いものではなく、見開きで一つの場面ごとに、基本的な会話が示されており、イラストもあったと思います。

授業は、それを使いながら、主にビデオ映像を材料に進められました。

数分の映像で区切ってあり、まずその内容の理解。

ネイティブの教師が、生徒に何の話題かを質問します。

手を挙げる生徒がいないと、どんどん指していきます。

「No」とか「Near」とか教師が答えて、一通り解答が出ると、説明があり、再びビデオ映像で確認しました。

このような感じで、短期だと1週間に2回とか3回、合計で10回くらい通うことになります。

もっとも、私の場合は、出かけるまでに3か月くらいあったので、1週間に1回くらいのペースでしたが。

英会話教材の選び方は

以上は、私の体験ですが、あなたがもし、通う時間がないなどの理由で、自宅・独学で成果をあげたいなら、別の効率的な方法を考えてみましょう。

まず、あなたの目的に合う教材を探すことです。

海外旅行なら、海外旅行英会話の教材ですね。

時間の制約がありますから、あれこれと一から調べると、どんどん余裕がなくなってしまいます。

手っ取り早いのは、CDなどが付いている図書です。

必ず、読むだけのものでなく、ネイティブの発音が聞ける音声が付いている図書を選んでください。

一つ決めたら、それを徹底的に学習します。

ステップごとに、時間を決めて、集中します。

特に、ネイティブの音声は、一つの文・フレーズごとに、何回も聴いて、リピーティングします。

また、場面をイメージしながら、その場に自分がいるように、練習してください。

初めは一語一句、暗記してしまうくらいに練習して、身につけてしまいます。

また、会話のやりとりのパターンも理解するようにします。

そして、自分のケースに当てはめ、必要な単語などを置き換えて、自分のためのリハーサルをします。

ある程度、場面ごとの会話の流れが理解できれば、少しずつ不安が小さくなっていくでしょう。

学習の途中で分からない単語などがあれば、その都度、確認してり調べてください。

要は、あなたが一人の役者になって、舞台のセリフと流れを身につけることです。

そして、少し余裕ができれば、応用的会話ができるように、ちょっと異なった会話パターンを学習するとよいでしょう。

教材になければ、インターネットで検索すれば、いろいろと出てきます。

ただし、初めからインターネットでいろいろと調べながら進めると、たくさん出できて混乱したり、一連の系統性が薄まってしまいます。

ですから、必ずまとまりのある教材を軸にして、学習することです。

一連の学習をこなしたとして、もう一度強化して学習するなら、やはりまず、ネイティブの音声が聞き取れる訓練でしょう。

リスニング力がないと、何を話されているか分かりませんので、そこでパニックになります。

本番でどうしても聞き取れなければ、相手に、もう少しゆっくり話してくれますかと、お願いすることです。

そうすれば、あなたの英会話力に合わせて、相手は話してくれますから、大丈夫です。

でも、初めからそれに頼るので、ちょっとなさけないですよね。

だから、リスニング力は、徹底的に教材の音声など、ネイティブの声に触れることで、鍛えましょう。