
60代・70代から英会話を学ぼうという初心者の方は、英語の上達とともに老化防止も期待できます。
老化に伴って、脳の衰えを自覚したり、気にしている方が多いのではないかと思います。
家族から、「ボケないでよ」とか「ボケが始まったんじゃないの」とか、言われる方もいるかもしれません。
なんだか、不愉快だし辛いですよね。
そのため、脳のアンチエイジングとか脳トレなど、脳の活性化の方法にも関心が集まっています。
あなたは、いかがですか ?
高齢になると、病気でなくても、記憶力が衰えたり、物忘れをするようになります。
あるいは、ある人の顔が浮かんでも、名前が出て来ないとか。
本当に困りますよね。
そのため、あなたも脳の老化防止のために、改めて何か勉強にチャレンジしたり、これからしようと思っているかもしれません。
その一つが英会話を学ぶことです。
英会話を学ぶ目的は別にあるかもしれませんが、学ぶことが同時に老化防止にも役立つとしたら、やりがいがありますよね。
そのようなことで、老化防止と英会話学習との関係について調べてみると、ちょっと気になるニュースを見つけました。
「老化を防止したければ語学を勉強せよ!バイリンガルはボケにくいとの研究結果」
(Want to Prevent Aging? Learn a New Language)
要点は、バイリンガルの人は、アルツハイマー病と診断されても、母国語だけ話す人よりも病気の進行速度に違いがあり、老化防止には外国語の習得がよいらしい、ということでした。
ちょっと読んでみました。
トロントのヨーク大学の研究でした。
2か国語以上話す人は、1か国語だけの人よりも、アルツハイマーの発症を、平均で5年遅らせたそうです。
また、生涯にわたり多言語を話すような精神活動をすれば、認知的予備力を増大させるのに役立つとという理論化も、示されています。
このような効果は、ある程度推測されるところですが、実際の研究で示されたことに意義があると思います。
さらに、似た研究を調べると、まだありました。(Speaking more than one language may delay dementia)
「二言語以上話せると認知症を遅らせる可能性」というもので、それは、脳を絶え間なく刺激してくれるからのようです。
これらのように、バイリンガルの方には、とても心強い結果となっています。
だから、これから外国語に挑戦すれば、老化防止になる、とは即断できませんが、脳への精神的刺激になることは、確かだと思います。
この点については、まだ断定的なことは言えませんが、たまたま興味深い事例を見つけました。
それは、ある英会話の入門教材について、QAコーナー(よくある質問)を読んでいたら、見つけたものです。
こんな質問が掲載されています。
「72歳なのですが、この教材を利用できますでしょうか?」
その回答は、要約すると、以下のようです。
教材の購入者に80代の男性がいて、医師からアルツハイマー値が高いと診断され、脳を使うことをアドバイスされた結果、英語の勉強を始めた、ということです。
また、90代後半の男性が、老人ホームから電話をかけてきて、「英語の勉強が楽しい」と、知らせてくれたそうです。
このような方々が、実際に認知症予防とか、発症を遅らせるとかの効果を期待できるのかは、まだ研究課題です。
しかし、精神的活動を実践すること、しかも楽しく行えることは、当然、脳への悪い刺激であろうはずはありません。
もしあなたが、英会話に関心があり、楽しさを感じられそうなら、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。
72歳の方の質問が載っている初心者向け英会話教材はこちらfa-arrow-circle-right